倭健命（ヤマトタケルノミコト）が「くにのまほろば（理想郷､素晴らしい場所）」と讃えた奈良。
多数の国宝をはじめとした文化財や美しい自然など､「まほろば」の言葉にたがわぬ魅力にあふれています。
いっぽうで､人口の減少や高齢化､産業の衰退といった､日本の多くの地方が抱える課題に直面しています。

私は奈良で生まれ育ち､30年あまりにわたって旅行業界に携わってきました。
その間､一人の住民として､そして観光や地域の魅力発信のプロとして､ふるさと奈良に貢献したいという思いを募らせてきました。
その思いを結実させたのが､まほろばツーリズム研究所です。

ツーリズムとは､単に旅行を意味するだけではありません。
人が行き来し､交流を行うことを広く意味します。

そこには､ワーケーションや企業のサテライトオフィスの誘致､移住促進､
それらを通した自然との共生プログラムの実施や地域住民との交流､
ひいては地域産業の活性化と就労機会の創出など､多様な取り組みが含まれます。
ツーリズムを推進することが､地域を訪れる人と地域に住まう人の両者にとっての豊かさを実現するのです。
人と人､都市と地方を橋渡しし､ともに幸せな時間を生み出していくことが､私たちの願いです。

旅行業界で培ったノウハウ､ビジネス経験や知見､各所へのネットワークなど､
まほろばツーリズム研究所にはさまざまな強みがあります。
そのなかで最も誇るべきものは､ふるさと奈良を､そして日本を思う気持ちと地域創生への情熱です。
熱い思いで地域とともに歩む私たちの今後の活動に､どうぞご期待ください。